works



2020'ZOO 2020.01

展示しているのは、

私の友人たちです。コンビニアルバイトの仲間や

大学の同期、先輩、後輩です。

私は友人たちに展示内でアルバイトをしてもらっています。

労働条件は JAPANESE WORKをする こと。

一見働いていないようにみえますが、笑うように指示しています。

このWORK(作品/労働)の展示で

よそからきた人 と うちにいる人 が

反映しあい出てくる その人らしさが表れることを想います。



WORKERS 2019.07

日常にはあたりまえの”御言葉”が決まっていて言葉に正しいものとそうでないものがうまれた。

いつからか言葉が意味の通りに機能しなくなった。マニュアル化された言葉はいつしか

交わることなく応答を必要としなくなった。

機能不全となった言葉は、ただのオトに変わり、警鐘となる。

その言葉は日本語だった。




おとな供 こ供 2019.02

展示テーマ”あそび”に対して撤去された遊具、遊ばれなくなった遊具を召還しました。

今の おとな が遊んでいた遊具を 今の こ が見ることは減りました。

怪我をするから、側で見守る おとな がいないから 一緒に遊ぶ友達の こ がいないから

様々な理由はあるのですが理由は遊具にあるのではなく、人間にあるのではないでしょうか。

遊具が変わったのではなく、おとな や こ が変わったことに注目して、テーマに呼応しました。




MADE IN JAPAN 2018.01

いつも人間マニュアル(日本製/MADE IN JAPAN)に

ならって、みんなに応用しながら過ごしていた。

なにかの役を日常で演じている毎日が

きっと本心でも外面でも どちらでもよいのだけれども

結局どれが個性なのかわからなくなってしまった。

けれど、マニュアル化されたあたりまえの

ソレは展示する価値があるもの だと思う。

 

鑑賞者が展示台に座る女の子の前に近づくと、

女の子たちは 笑いかけてくれる。


上を向いているのか下を向いているのか 2017.09

アーティスト・イン・レジデンスに参加した地で中学生と出逢いました。

この学校の”過去”ではなく、”今”の学生たちに向き合えるよう努力をしていきます。



庭園 2016.06

引っ越しを理由に我が家の庭を潰すことになった。

そこにいた木々に

あのコンクリートの割れ目から抜けて

生き続ける木のような生命観をあたえ、安堵したくて

木々を人間の居る場に召還した。



人間動物園 2015.11

柵の内側の移動動物園は、まちの人々が動物たちと触れ合えるようになっている。

外側にかけてあるプレートにはモルモット、カメ。チャボなどの動物の名があり、中の様子がうかがえる。

内側には”ヒト”のプレートが示してあり内側からは、外から中を覗く人が檻の中にいるようにみえる。




 2016.01

パピーミル(子犬工場)の模倣を試みる。

大量生産大量消費が可能なステンシル技法と紙媒体により

たくさんの犬を制作した。

その犬の像を数十匹切り抜き、ゴミのようにあつめたものを

わたしは”犬”と名付けた。




HIKIKOMORI 2015.07

日本社会現象”ひきこもり”をあらゆる地で出現させる。

 

ひきこもりとは、社会的立場から籠もるだけではなく、

無意識のなかで精神的に内にひきこもることであり、

日常でとても近い存在なのではないだろうか。