「MADE IN JAPAN」(2018)
いつも 人間マニュアル(日本製/MADE IN JAPAN)に
ならって、みんなに応用しながら過ごしていた。
なにかの役を日常で演じている毎日が、
きっと本心でも外面(そとづら)でもどちらでもよいのだけれど
結局どれが個性なのかわからなくなってしまった。
けれど、マニュアル化されたあたりまえの
ソレは展示する価値があるもの
だと思う。
「おもて なし 国(2017)
卒業制作作品「MADE IN JAPAN」の過程。
作り手は監視員になり、役者は役者とされ、
鑑賞者は鑑賞者を演じる。
「上を向いているのか 下を向いているのか」(2017)
茨城県取手市にて2か月滞在制作をして たどりついた作品。
彼女彼らは、上を向いているのか 下を向いているのか、
「庭園」(2016)
日常の木々と住まう人間の境界線をみていると、人間勝手に木々は操られている。
それに抗い コンクリートを抜けて生き続けている根をみると、
怖れとともに、その生命観に安堵する。
我が家の庭をつぶすことをきっかけに、その木々をつかって木と人の境界線を曖昧にみせた。
「人間動物園」(2015)
豊田あそべるDAYS企画、いちご動物園の協力のもと、実現化。
柵の内側に移動動物園をよび、動物とふれあえた限定企画。
外側からみれるプレートには動物の名を、内側には”ヒト”のプレートを示した。
人間が人間特有の動物らしさを受け入れ、いとおしく関わっていけたらいい。
「犬」(2016)
パピーミルの存在を現したくて、つくられた作品。
大量生産大量消費ができるステンシル技法によりたくさんの犬を制作した。犬の像を切り抜き、ゴミのように
あつめたものを”犬”という名にした。
「ひきこもり」(2015)
日本社会現象”ひきこもり”をテーマにした作品。
ひきこもりとは、社会的に籠もるだけでなく、
道端ですれちがうあの人も精神的にひきこもるように、もっと近い存在なのではないだろうか。